エッセイ・NO.11 「平成26年 年賀状」 (2014.1.1) 



    ふきのとう、タケノコ、栗、山芋・・・。  山のご馳走、大豊作でした。

   謹 賀 新 年        2014(平成26)年  元旦

 「縄文人の血が騒ぐ」などと言いながら、春夏秋冬、ご馳走を探して山に入り、イノシシと
張り合っています。抱えきれないほど持って帰っては、案の定、「こんなにいっぱい、どうす
んの!」と叱られっぱなし。町の友達に持って行ったり、親戚・知人に送ったり、ということ
になります。

 しかし、女房は、料理は好きなようで、どんな食材でも、5〜10品のメニューを作ってくれ
ます。山からの贈り物は、毎日食べても飽きることはありません。連日タケノコでパンダに
なったり、畑のキュウリばかり食べてはキリギリスになったり・・・。1年間の当家の生活は
こんなところです。

 かえって、沢山いる犬や猫の方が、マグロやカツオが入った上等の食事をしているので
はないか・・・と思ったりします。

 「こんな暮らしができるのも、元気な間のこと」と私ども重々自覚はしています。二人とも
還暦はとっくに過ぎました。今年も無理をせず、山入りを楽しみ、女房には元気に料理を
作ってほしいと願っています。

 勿論、仕事(住職・筆職人・その他色々)は少々無理をしても、頑張るつもりです。怖い
相談役や相棒がいますので・・・。

  皆様にとりまして幸多き年でありますように。          御堂順暁

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